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第4回定期演奏会
本日の第四回定期演奏会に際し、皆様御多忙中のところ、多数御来場下さいましたこと厚く御礼申し上げます。 我が団が昭和三十年五月に発足して以来、学芸大学という特殊性から多くの問題を抱えながらも、真の合唱音楽を理解しようとして、僅かながらも歩を進めて今日まで至りました。そこには団員の努力もさることながら、これまで育てて下さった大学当局、先輩諸兄、関係各位の絶えざる御支援の賜であると存じます。 然し、その間私達の歩みは必ずしも前向きばかりであったとは考えられません。殊に伊勢湾台風以後のあがき、苦悶、歌を求める私達がともすればその歌をも忘れがちになり、メンタルハーモニーを、人格形成をと口では唱えながらも、それとは凡そ縁の遠い単なる機械的な集団にすぎなくなってしまうのです。 けれどもそんな疲れ切った私達に生きる勇気を与えてくれるのはやはり歌以外にはなかったのです。私達の生活の一部としての合唱、私達はそれを求めて歩み続けます。その道程の一区切りとなる本年の定期演奏会は一年間の総括として重要な意義をもつものと考えます。過去の歩んで来た道程への反省と未来への方向づけとして、私達だけの一人よがりなものではなく、たとえ未熟な演奏であろうとも多くの人に聞いていただき、厳しい御批判、御指導を賜りたく存じます。私達は定期演奏会があるが故にプログラムを組んだのではなく、私達の一年間の流れのわかるような総括としてのプログラムを組んでみました。このような考え方にもいろいろと御批判があろうかと存じます。その様なお考えをお教え下さり、御指導下さることが私達の一層の発展をうながし、ひいては岡崎の、否、人間の進歩をももたらすと考えるからです。どうかそのような私達の気持をお汲み取り下さり、一層の御指導、御鞭撻下さる様お願い申し上げます。 なお、今夜の演奏会に際し、お忙しいなかを特に賛助出演をお引き受け下さいましたマインクライネルコールの皆様、ならびに各方面からの絶大なる御支援を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。 団長 加藤昌彦 |